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デカトロン:
店舗スタッフの採用にビデオ面接を導入

採用で募集枠に対して多くの応募者が集まることは嬉しい反面、プロセスにおける工数の問題が必ず出てきます。
ビデオインタビューは、その中で効率的で便利な方法の一つでありますが他の採用方法と同様に万能薬ではありません。
今回はフランスに本社を置くスポーツ用品店「デカトロン」の人事採用担当者が導入における経験談を共有します。

近年のデータではデカトロン社では平均して、応募者150人のうち5人が採用されています。
採用において、応募者の履歴書上でサッカーに対する情熱について読むことと、直接応募者が目を輝かせて自分の好きなチームについて話しているとでは、明らかに大きな違いを感じます。面接は、文字には現れないその人の人柄や性格を判断できる一方で、デカトロンのような多くの応募者を抱える会社が対面および電話面接に多大な時間を費やすことは、非効率だと言えます。
応募者にビデオ面接を録画してもらい、送信してもらうよう促すことは、最適ではありますが、導入に際してこの方法では応募者の実務能力への評価が不十分ではないかと懸念されていました。

VCV導入のプロセス
デカトロンでは、従業員を採用するまでのプロセスが二通りあります。
・短期選考方法
採用サイトにポジションを掲載し、応募者に対してビデオインタビューまたはマネージャーとのインタビューを実施
・通常選考方法
より応募者を理解するために、20-30人のグループ面接を行う
ビデオインタビューまたはマネージャーとの個別インタビューを実施

試験運用を2016年8月から2016年10月に開始されたのちに、応募者にとっても選択肢が広がるものだと感じデカトロンチェーン49店舗のすべての求人プロセスに組み込まれました。

結果
採用に費やす時間を大幅に削減でき、2か月の期間の内約12日分の作業量を省くことができました。デカトロン社が考えるビデオインタビューの素晴らしさは、まず応募者の行動や態度は対面とビデオインタビュー時において記録されたものとほとんど同じだという点です。
最初は懸念があったものの、文字で確認して対面で会った時の差異に比べると活用の利点がありました。もう1つの利点は、応募者自身も時間や場所に縛られず、いつでもどこでも応募することができるのは応募者側にとっても大事な点です。